【訃 報】
元 神学部教授、前 イエズス会総長 アドルフォ・ニコラス神父が、5月20日に帰天されました。
ニコラス先生は1971年から教義神学(秘跡論、司牧神学)を教授され、その間、マニラにある東アジア司牧研究所(EAPI)所長、イエズス会日本管区長、イエズス会東アジア・オセアニア地域協議会議長などを歴任された後、2008年から2016年までイエズス会総長としてイエズス会の発展に貢献されました。(R. I. P.)

 

【神学部の皆さんへ 学部長メッセージ】

前イエズス会総長アドルフォ・ニコラス神父の訃報に接して

去る5月20日、前イエズス会総長アドルフォ・ニコラス神父が、長く苦しい闘病生活を経て、地上の生を全うし、天に召されました。84才でした。

ニコラス神父は、2008年から2016年までイエズス会総長でしたが、健康上の理由で総長職を辞し、最後は日本で療養生活に入っておられました。

1961年に来日したニコラス神父は、イエズス会日本管区のメンバーでしたが、上智大学神学部の卒業生で、長らく神学部の教員だったので、わたしたちにとっては、神学部の先輩ということになります。

ニコラス神父の訃報に接した世界中の人びとが、今、様々なメディアでそれぞれのニコラス神父との思い出を分かち合っています。

わたしにとっては、ニコラス神父は、上智大学神学部の先生であり、イエズス会では、神学院院長、管区長、また総長として、司祭叙階や最終誓願などの養成期間の大事な節目でかかわっていただきました。

わたし個人の数々の思い出の一つひとつをここで分かち合うことはできませんが、総長になってからも、昔とまったく変わらずいつも友のような親しさをもって接していただきました。

また、神学の先生としても、ニコラス神父からは沢山のことを学びましたが、何よりも神学するうえで一番大事な神学の心を学んだように思います。

上智大学神学部の偉大な先輩であるニコラス神父への感謝のうちに、ニコラス神父の霊魂の永遠の安息のために祈りましょう。

神学部長 川中 仁
2020年5月23日

 

【ニコラス神父の論文(日本語訳)】
『神学ダイジェスト』にニコラス神父の論文が翻訳されています

■ 「聖書の読み方と祈り」『神学ダイジェスト』第60号 24~40頁
■ 「教会・宣教・キリスト者の生活(Ⅰ)」『神学ダイジェスト』第65号 59~74頁
■ 「教会・宣教・キリスト者の生活(Ⅱ)」『神学ダイジェスト』第66号 83~99頁
■ 「キリスト教の脱西洋化 ―不幸か、新たなチャンスか―」『神学ダイジェスト』第90号 29~45頁
■ 「アジアにおけるキリスト教の危機」『神学ダイジェスト』第102号 22~30頁
■ 「今日のイエズス会高等教育への挑戦 ―深みのある、普遍的な、学識ある奉仕職を目指して―」、上智学院イエズス会教育推進センター(編)『叡智を生きる ―他者のために、他者と共に―』上智大学出版、2019年刊、85~106頁(2010.4.23メキシコシティーでのイエズス会総長としての講演)

 

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